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リエゾンユメーヌスタッフ

その部下指導の進め方、ちょっと変えてみたら・・・

連日、暑いです。

大阪の週間天気予報は晴れマークが並んでいます。

梅雨はどこに行ったのでしょうか?

暑いとそれだけでエネルギーが奪われてしまいます。

社内のモチベーションは下がっていないでしょうか?



それでも、成果を上げていかねばならないビジネスマン。

厳しいです・・・


部下のやる気を引き出し、社内のモチベーションアップを図るとき

皆さまはどのようなコミュニケーションをとっていますか?


過去に研修で、

「どうすれば部下が自分で行動するように変えられますか?」

という質問を受けたことがあります。

残念ながら答えは、

「部下の行動は変えられません。」

だと思います。


だとしたら、何を変えるか・・・

それは、部下と関わるあなたの行動の仕方を変えてみてはどうでしょう?





例えば、こんなとき・・・


部下:「部内のコンピューターのソフトウェアを新しいものにして、生産性の

    向上を図れないかと思うのですが・・・」

上司:「ああ、無理無理〜そりゃー我々の仕事からして常に最新ソフトが入っているほうが

    望ましいよ。だけどコロナで今、会社の経営状況が厳しいのは知ってるだろ?

    うちの部でも会社から経費の大幅削減を命じられてるからね〜

    今期中に20%削減だよ〜20%!

    この時期に新しいソフトなんて論外だよ。」

部下:「はい、、、それはそうなんですけど、生産性にプラスの影響が出ると思うんで

    す。」

上司:「いろいろと要望はあるだろうけど、うちも厳しい状況だ。もう少し我慢してみて

    くれないか?ただ、提案はいつでも歓迎だから、また何か提案があれば言ってくれ

    よ。」


厳しい状況にいれば、致し方のない会話かもしれません。

経費大幅削減を強いられる立場である上司、

もし、あなたがこの立場であったらどのように返答しますか?




こんな感じは、どうでしょうか?


部下:「部内のコンピューターのソフトウェアを新しいものにして、生産性の

    向上を図れないかと思うのですが・・・」

上司:「なるほど。もう少し具体的に聞かせてくれるかい?」

部下:「はい。実は今使っているソフトは、5年前のものでして、取引先や他部署が使用

    しているソフトとの互換性が良くないんです。それで、大量の手作業が発生して     います。」

上司:「そうか、互換性が良くないのか。それで手作業も発生しているんだね。ただ、

    君も承知のとおり、今は社全体が経費圧縮の努力をしている。うちの部も20%削減

    するように命じられている。私としては、コスト面が気になる。君はどうなふうに

    考えているんだい?」

部下:「はい、経費をかけられないことは十分承知していますが、今その手作業は派遣

   スタッフに依頼しています。長期スパンで考えると、新しいソフトを導入するほうが

   手作業でかかる人件費よりも安くあがると思うんです。生産性も上がるし、コストも    押さえられると思うのですが、、、」

上司:「なるほど、新ソフト導入でコスト削減と生産性向上が図れそうだということだね。

   わかった。じゃあ、君の提案を具体的にするために、正確な現状の説明とソフト導入

   の効果予測を立ててみてくれないかい?」

部下:「はい、もちろんです!」

上司:「いつまでならできそうかな?」

部下:「では、今週中にお持ちします。」

上司:「うん、頼んだよ。君はいつも全体を見て仕事に取り組んでくれているんだね。

    こんな風に提案してくれて嬉しいよ。これからもどんどん頼むよ。」

部下:「はい!お時間ありがとうございました。」





『過去と他人は変えられない。

    未来と自分は変えられる。』


部下に対するアプローチを変えると、相手との関係性が変わってきます。


これまで上手くいかなかったコミュニケーションはそのやり方を変えると

また違った関係性ができるかもしれません。



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